cinema

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」 情けは人の為ならず…懐かしく温かい黄泉の国

DESTINY 鎌倉ものがたり (出典元:公式HP)

ファンタジー。心あたたまるお話です。

そして…大切な人を亡くした方には
心のどこかにほんのり灯りがともるような映画です。

私は元々「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズが大好きで
同じ山崎貴監督なので、今回はどんな世界になっているのか
楽しみにしていました。

【ざっくりあらすじ】
鎌倉に暮らす作家:一色正和(堺雅人さん)と亜紀子(高畑充希さん)。
鎌倉は現世の人々はもちろん、魔物や幽霊、神様、仏様、死神、
いろんなものが共存している不思議な場所。
ひょんなことから亜紀子はまだ寿命ではないのに、黄泉の国に送られてしまう。
亜紀子を現世に取り戻そうと正和も黄泉の国へ…

スポンサーリンク

ベタですが、衒いのない、こういうあたたかい話、好きです。

日本の歴史的背景からくるのか、
日本人ならではの独得な感覚なのか、
長屋文化、的な。

狭いところにたくさんの人が暮らしていて
他人でも大家族みたいに助け合ったり叱ったり励ましたり。

まあ、とはいえ今は今、ですから
自分がそういう暮らしがしたいかと言われれば
それはちょっと大変かな…と思いますが^^;

長屋文化的な日本の感じを100%無理~とは思わない
「良い部分もあるよね」と思う人って
実は割といらっしゃるのでは、と思うのです。

震災や災害に見舞われたとき、よく世界が驚嘆します。
「日本はなんでこういう時、窃盗や強奪する人間で溢れないのだ?」

みんな静かに列に並び、食べ物をもらえる分だけ素直に受け取り、
被災した人たち同志も助け合っている。

「ここぞ」という時の日本人の日本人たる良い面での振る舞いや、
心のありよう、というのを山崎監督の作品はあらわしているなあと。

普段は悪ぶったり、強がったりしていても
老若男女問わず「ここぞ」という時には
「ラッキー――♪いろんな家から金品を盗んでやろう♪」的に
ホイホイ盗みに入る、てなことはできない人が多い気がする。

なんででしょうね。

ばちがあたる。
おてんとうさまがみている。

日本昔ばなし。みたいなものが
日本の国の奥底にずっとあるのでしょうか。

スポンサーリンク

それと「恥の文化」。

神様が見ている、仏様が見ている、
なんて大袈裟なことじゃなく
お隣の〇〇さんが見ている、■■さんに見られた!。
のほうがよほど「ヤバイ!」という気持ちになりそうですね。

恥の文化、と、長屋文化の融合とでもいうのか。
隣近所、みんな知ってるから
良いことも悪いこともばれちゃう、みたいな。

海外の広大な大地。
隣の家までは何マイルあるのか見当もつきません。
車で何時間もかかるんで。ってな場所だと、
当たり前ですが、トナリ近所がどうこう、なんて文化は育ちそうがなく。

それぞれに良い部分も残念な部分もあり、
どっちが良い悪いとはいえません。

ともかく日本人は隣近所がまぢトナリ。
というところから文化が発生している人種なのですね。

前置き長くなりました…すみません、、!

 

この映画を見ると、
亡くなった人ともいつかまた会える…
自分が亡くなるときも誰かが待っていてくれる…
そんな気持ちになれます。

じんわり、そういうあたたかい何かを
心に灯せる映画です。

※以下ネタバレあり、ご注意ください!※

・亜紀子は可愛いけど、あまりにもふわふわし過ぎていないか()
毎日あれだと、さすがに男性はいらつくのでは()…とか思いました最初。

・鎌倉の夜の雰囲気って確かに、妖怪や幽霊、色々なファンタジーが
同居していそうな感じ。特に夏なんてそんな感じしますね。

・編集者・本田(堤真一さん)が亡くなって。
亡くなってなお、奥さんとお子さんのことを心配し守り励まし…
奥さんの前に現れた男性ヒロシ(ムロツヨシさん)への怒り、
そしてヒロシと向き合って熱い思いを託すところ…( ノД`)
愛ってこういうものなんですよね…( ノД`)

・貧乏神にも優しく接する亜紀子。あのお茶碗があんな凄いものなんて!
最初はこんなふわふわした人なかなかいないでしょ…なんて思いましたが、
彼女の心の優しさ、穏やかさにだんだん癒されてきます。

ああ…いらつく私が俗世間の垢にまみれているのだなあ…と反省し、
「情けは人の為ならず」ってほんとだなあとか思うのでした。

・亜紀子みたいに、ほんとは寿命じゃなかったのに、何かの手違い、
何かのタイミングがずれてひょっこり亡くなってしまうことって…
実は現実にもありそうな話、、、本人も周りも、?え?…って思ってるうちに
あっけなく亡くなってしまうこと…あるのかもしれない。。

・黄泉の国。
終点に着くと、駅には先に亡くなった家族や親戚、知り合いや
愛する人たちが、わいわいと温かく迎えにきている。
なんか…ちょっといいな、こんな風だといいな、って思えた。

・ああ。自分がいつか亡くなるときも、こんな風にまた
愛する人たちと会えるのかな。なんかいいなあ、と希望が持てる、
そんな黄泉の国です。

・正和と亜紀子が、黄泉の国から現実の鎌倉に戻るときの景色が圧巻の美しさ。
「千と千尋の神隠し」の千尋がハクに乗って帰るときの感じを彷彿とさせました。

似てるとかそういう批判的な感想じゃなくて、
日本人の心の原点はみんなこんな感じなんだろうな、っていう共通点。
どこか懐かしくてほっこりとあたたかく、涙が出そうな感じ。

この映画みると鎌倉に行きたくなります。
妖怪や幽霊、神様たちに本当に会えそうな気がしてきます^^

スポンサーリンク

ピックアップ記事

  1. まだまだManon -はじめましてのご挨拶-
  2. 「中本道」 蒙古タンメン中本 北極ラーメンLOVE❤
  3. 夢を達成するために -リアル下町ロケット 社長さんの考えかた-

関連記事

  1. cinema

    映画「gifted」 大切な人の手を離してはいけない… 幸せとは-

    gifted 。もしかしたら、今年の作品の中で私の中のベス…

  2. cinema

    映画のお話「ニューシネマパラダイス」「ライフイズビューティフル」

    昨日は美女と野獣推しでがしがしとお話しましたが、私は以前から映画が…

  3. cinema

    映画「オリエント急行殺人事件」 豪華…一流の作品は時を経て一層輝く…

    オリエント急行殺人事件。みてきました。豪華…☆一流…

  4. cinema

    女神の見えざる手 …ロビイストと銃社会、女性の強さ…

    このところ強い女性が主人公の映画を見る機会が多かったのですが昨日み…

  5. cinema

    映画「ラストレシピ」 -1930年代の楊晴明を演じた兼松若人さん 素晴らしかったです-

    ラストレシピ、みてきました。一言でいうと、みてよかったです。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

スポンサーリンク

  1. Hawaii

    ホノルルマラソンに初挑戦した話⑥ スタートから半分まで。
  2. travel

    ゆるっと旅の記憶 -ラスベガス-
  3. foodie

    ご訪問時 おすすめの手土産♪
  4. foodie

    「中本道」 蒙古タンメン中本 北極ラーメンLOVE❤
  5. travel

    ゆるっと旅の記憶 -タヒチ-
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。