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「蜜蜂と遠雷」恩田陸さん ピアノコンクールの青春群像小説にじーん…

皆さま、三連休如何お過ごしでしょうか。

この前に更新した雪が降った頃から、
何故か色々慌ただしい日々が続き、しばらくブログを更新できず、
それでもご訪問くださったかた、本当にありがとうございます。

大雪の日。
諸事情でタクシーを長時間待つハメになり、
あまりの寒さにどんどん体力を奪われるのを感じました。
生まれて初めて、雪や寒さの恐ろしさを知りました。

雪がまだまだ降り続く地域の皆さま、どうかどうか、
お気をつけて、ご無事でいらしてくださいね。

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さて。
あまりにも寒い日が続くので、外に出歩かず
久しぶりにきっちり読書をしたいなと思いまして。

元々大好きな作家の恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」を
一気に読破しました。

蜜蜂と遠雷…(出典元:Wikipediaさん)
2017年直木賞と本屋大賞をダブル受賞した作品です。
ピアノコンクールを題材とした、青春群像小説。

恩田陸さんの作品は昔から大好きで、これまですべて読んでいたのですが、
数年前、全部読み終わってしまったなあー。なんて思って、
しばらく小説自体読まず、ビジネス書ばかり読んでたのです。

2017年に受賞されたこの作品、「恩田陸さん」のお名前をみて
「恩田陸さんがどんどん世の中に認められてうれしい!!!」と思いながらも
あまりの大作感に、いつか一気に読めるときに読もう、なんて思って
ずっと読めてなかったんですねー…

…何でもっと早く読まなかったのか、私…!!!!!…

と悔しさまで覚えながら、読まなかった時間を取り戻さんばかりに
夢中で一気に読んでしまいました…

これピアノコンクールのお話なので、ピアノ楽曲や
クラシック音楽の作曲家のお名前が多数出てきます。

私はピアノは結構長く習っていたのと、
クラシック音楽も割と好きなので(ヨハンシュトラウスⅡ世らぶ)
抵抗なく、というか、むしろ大好きな世界でしたが、
まったく音楽には縁がなくて、、という方にとっては
難しい楽曲の名前や作曲家の名前が最初はううううーって感じかもしれません。

でも。

音楽の話ではありますが、何かのコンクールや
様々なジャンルの大会などを目指した経験のあるかたには
きっと心のどこかに響く作品。

ピアノはもちろん、他の楽器や、歌、
バレエにも熊川哲也さんで有名になったローザンヌのバレエコンクールがあり、
もっといえばオリンピックでもフィギュアスケートなどにも通じるような。

一次予選、二次予選、三次予選、本線…と進んでいく
緊張感と、合否悲喜こもごも、爽やかな充実感。

圧倒的才能を持つライバルや、
しっかりとした戦略をもって臨む仲間、
自分にはない何かを持つ人への憧れや嫉妬…

悔しいけど、あの人にはかなわないな、
とお互いに才能を認め合うほどの素晴らしい関係性、

あの人の世界観は自分の中の新しい何かを引き出してくれる、
と共鳴し、影響し合う関係性…

なんか、小難しく色々書きましたが。

この本の主人公たち、
まったく違う生まれ育ち、
それぞれの背景や経験をしながら、
奇跡のようにひとつのコンクールに集まって、
それぞれの人生を懸けて、
まっすぐに好きなものに向かう感じが
心洗われる清々しさと、爽やかさで。

あー。
私にもこんな時があったな。
あーまだもっともっとやれることがあるのかもしれない。

なんてね。

思ったりしました^^。

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私は主な4人の主人公のうち、
高島明石という、社会人で最高年齢28歳でありながら
諦めきれず記念受験のようにコンクールにエントリーした男性に
一番共感してしまいました。

↓※以下ネタバレです、ご注意ください…※

もう一人の主人公、栄伝亜夜という女性と
この高島明石が初対面ながら、素晴らしい才能に
抱き合って泣く、という場面。

なんかね。不思議な場面ではあるのですが、
これって、わかるなあ、となぜか私まで泣けてしまった。

高島明石は昔から、
かつて天才少女と言われ大活躍していた栄伝亜夜に憧れていて、
しかし母を亡くしピアノの世界から姿を消した彼女に、
コンクールで、同じ奏者として初めて会って、
そして、やっぱり素晴らしい彼女の演奏と才能に胸打たれてしまう。
あなたのおかげでここまでこれた、と感謝するのです。

憧れの人に、自身が同じ場所に立てて会えたとき
人はあまりの感動と嬉しさに泣けてくるのでしょう…

芸術には限りがなく、杓子定規に点を付けるのも難しいこと。

それでもそれぞれの感性で色々な感じ方をして、
発信する側から何かを受け取れる才能や作品があることは、
人生を豊かにするなあと思えます。

あー、恩田陸さん、
こういう青春群像小説も素晴らしい。
いつかバレエの世界や舞台の世界も是非作品にしていただけたらなあ…

自分までひとつのコンクールを見守ったような、
そんな素晴らしい経験をさせてもらえた「蜜蜂と遠雷」でした^^

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